●やっと撮れたコガネコバチ科(??Semiotellus属)の仲間の産卵
シロダモの若葉を見ていたら、黒くて小さなのが目に入って、近寄ってよくよく確認してみたらコバチが産卵しているのが見えました。
「これが例のタマバチの産卵シーン」と言うことになり、シロダモの若葉の部分をまとめて切り取って、近くの地べたにソッと置いてカメラを準備して撮影開始となりました。
コバチ君は、木の葉が気に入ったようで逃げもせずに、葉の上を歩き回りながら何回か産卵のポーズをとってくれましたが、産卵中も結構動きがあって大変でした。
お陰で、ピンぼけやブレブレの写真を連発してしまいましたが、まあ何とか見られる写真も撮れていたので記事にすることができました(^^)。
おちゃたてむしさんのような、ダイナミックな感じには撮れませんでしたが、産卵管も何とか写っていたので、初撮りの私としては満足しているのでした。
しかし、この手の写真を撮るには、今の方法だと限界を感じてしまいました(^^;。
5月29日追加
ezo-aphidさんBABAさんかのコメントを参考に、タイトルを「タマバチ科からコガネコバチ科」に訂正しました。
詳細は、コメント欄をご覧頂くと分かります。
皆さん、ありがとうございます。
6月18日追記
ezo-aphidさんから、先生のコメントとして「胸部の彫刻と、触角の繋節が5節に見えることから、Semiotellusの可能性は否定できません(が、確定できる形質も見えません)」ということなので、「??Semiotellus属」という処置で良さそうです。」とコメントをもらえたので、記事の追加を行いました。
ezo-aphidさん、ありがとうございます。
コガネコバチ科の仲間 (ハチ目/コガネコバチ科)
EOS 7D Macro 100mm/F2.8 + 2.0x TELEPLUS MC7 DGX
SS0.6 F14 ISO100 (撮影:2013.05.12, 港南区芹が谷)
EOS 7D Macro 100mm/F2.8 + 2.0x TELEPLUS MC7 DGX
SS0.6 F14 ISO100 (撮影:2013.05.12, 港南区芹が谷)
EOS 7D Macro 100mm/F2.8 + 2.0x TELEPLUS MC7 DGX
SS0.6 F14 ISO100 (撮影:2013.05.12, 港南区芹が谷)
EOS 7D Macro 100mm/F2.8 + 2.0x TELEPLUS MC7 DGX
SS0.6 F14 ISO100 (撮影:2013.05.12, 港南区芹が谷)
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コメント
おはようございます。やりましたね(^-^)/楽しみに待っていました。
このハチですが出向中のスマホで見ているので確認しづらいですが、ヒメコバチではないかと思いますが、いかがでしょう?
投稿: BABA | 2013年5月28日 (火) 10時19分
BABAさん、こんにちは、
私の頭の中では「葉っぱに産卵=タマバエorタマバチ」となっているので、ハエでなければタマバチになってしまうのでした(^^;。
確かに、改めてみるとヒメコバチの形をしていますが、「いかがでしょう?」と言われても、私には無理な質問ですね(^^)。
きっと、ezo-aphidさんかおちゃたてむしさんが、正解を確認くれるのではないかと・・・(^^)。
投稿: そら | 2013年5月28日 (火) 12時36分
こんばんわ。タマバチの姿は、おちゃたてさんの「2013.05.11」が判りやすいと思います。ご覧の通り「寄生蜂の解説」に記された特徴のほかに、翅脈がもう少し長く複雑で、触角節数が多くて細長い、という印象があります。
この解説に、ヒメコバチ科とコガネコバチ科で触角節数に違いがあるとも記されています。ただし、写真では数え方が難しく、ヒメコバチでは「7~12節あるのが一見6節に見える」とあります。この画像では一見10節に見えるので、コガネコバチ科だろうと思います。ふ節数が5節と確認できると間違いないのですが、よく見えません。もちろん、属名なんぞの見当もつきません。
投稿: ezo-aphid | 2013年5月28日 (火) 18時29分
ezo-aphid、こんばんは、
早速、ありがとうございます。
タマバチは、おちゃたてむしさんところへ行って見てきましたが、明らかに形が違ってましたね。
今回は、この現場に遭遇した時点で舞い上がっていたので、全然気にしてませんでした(^^)。
大きさが約3mmのコバチの撮影にに40分以上も費やして、何か非常に労力の無駄遣いって感じがしてます。
まあ、趣味だからできることなのですが、撮っているときは嬉しかったです。
1枚だけ、写りの良くない正面の顔が写っているのが合ったのですが、確かにコガネコバチ君に顔に似ていますね。
投稿: そら | 2013年5月28日 (火) 22時11分
こんばんは。
帰宅してモニタで確認するとezoさんのおっしゃるとおりコガネコバチにみえますね。先走りして、お恥ずかしい....。
3mmのコバチに40分!夢中になれるものがあるのは本当しあわせですね!
投稿: BABA | 2013年5月28日 (火) 22時25分
あ、正面顔があるのですか。触角の出る位置も属判別の手がかりになるのですが・・・・。
ところで、寄生蜂なのに植物組織しかないところに産卵していたのでしょうか? たしかに産卵位置に変色は見られないので、なにもいないようです。 ちょっと練習の試し打ち、・・・・それこそありえません。
投稿: ezo-aphid | 2013年5月28日 (火) 22時41分
BABAさん、こんばんは、
タマバチってタイトル出した、私の方が恥ずかしいです(^^;。
確かに、夢中になれるって幸せですね。ただ、もう少し美しい写真が撮れたら、もっと良かったのですが。
投稿: そら | 2013年5月28日 (火) 23時03分
ezo-aphidさん、こんばんは、
ご要望により写真を追加しましたが、葉の裏にいたので写りが今一歩です。
私がタマバチと間違った理由は、若葉の上を歩き回りながら、何回も産卵していたことです。写真で見ても分かるように、葉には特に異常は見られませんでした。
しかも、翌週確認したら、切り取らなかった別の若葉の部分に小さな虫コブのようなのがいくつも出ていました。
なので、てっきりコヤツが犯人だと思ったのですが…(^^;。
投稿: そら | 2013年5月28日 (火) 23時10分
おはようございます。
3ミリの虫に40分。
後から、みんなでわいわい。
結果、種が特定されてゆく。
これらのプロセスが、なんともたまらない。
いいですな~。
投稿: jkio | 2013年5月29日 (水) 07時30分
首をひねりながら検索表をたどっていたら、Semiotellusというタマバエ寄生の属にあたりました。ホントかどうかは判りませんが、どうやらタマバエゴールの生長初期に産卵していたコガネコバチ雌、と考えられます。
投稿: ezo-aphid | 2013年5月29日 (水) 07時56分
jkioさん、こんにちは、
こんなにたくさんのコメントになるとは、思ってもいませんでした。
訪問してくれる皆さんが、いてくれるからなのですが、時間を掛けて撮影を楽しんだ上に、大きなおまけまで付いて嬉しい限りです(^^)。
投稿: そら | 2013年5月29日 (水) 12時24分
ezo-aphidさん、こんにちは、
写りの悪い顔写真は効果があったのかは分かりませんが、Semiotellus属の可能性が高いと言うことですね、ありがとうございます(^^)。
「タマバエゴールの生長初期」とのことですが、違う場所でタマバエの虫こぶのある場所で、同じハチがいたのは確認してますが、産卵はしてませんでしたね。シロダモの若葉も、暫くは要チェックでしょうか。
追伸
Semiotellus属で検索をしてみたら、「日本昆虫学会第66 回大会(2006)プログラム」がヒットして、一般講演の中に「D208 石崎剛(東京農大・院)日本産Semiotellus属(ハチ目:ヒメコバチ科)の分類学的研究」となっていましたが、となるとコガネコバチ科ではなくヒメコバチ科になるのでしょうか。
投稿: そら | 2013年5月29日 (水) 12時32分
こんばんわ。
見習い小僧の見立てですので、同定は信用してはいけません。タマバエ寄生の属と仮定し、タマバエ幼虫の生育にあわせてゴール内で外部寄生するとしたら、うまく説明できそうに思ったのですが。
Semiotellus属は、コガネコバチ科 Pteromalidae以外に所属したことはなさそうですし、現在のChalcidoidea databaseを見ても同じ所属です。
投稿: ezo-aphid | 2013年5月29日 (水) 18時33分
またまた、レス出遅れました。
産卵管まで写せることってめったにないので、興奮しますよね。40分ですか。私には無理かも。
こういうシーンでは葉っぱを切り取らないといけないのは、次が見れないので、確かにちょっと残念ですね。
一度出会うと、また次がありますよ。多分。
投稿: tukik | 2013年5月29日 (水) 20時59分
ezo-aphidさん、こんばんは、
どう考えても「見習い小僧←」と言うことは無さそうですが。
このままのタイトルだと恥ずかしいので、タマバチ科はコガネコバチ科に変更します。
小さな虫の方が、なんか奥が深いような気がしてきました。
投稿: そら | 2013年5月29日 (水) 21時22分
tukikさん、こんにちは、
今回は、ひたすら産卵管を何とか撮りたいと思って粘っていたら40分を越えてしまいました。
実は、これを上回って、1時間近く粘ったのもあるのですが、こうなると病的と行った方が適切かも知れませんね(^^;。
後のことを考えると、産卵の邪魔はあまりしたくないので、珍しさと天秤に掛けて撮るか決めているので、見送ることもあります。
初めて、こんなに多くのコメントが書き込まれましたね(^^)。
投稿: そら | 2013年5月29日 (水) 21時29分
先生に伺ってみたところ、「胸部の彫刻と、触角の繋節が5節に見えることから、Semiotellusの可能性は否定できません(が、確定できる形質も見えません)」ということなので、「??Semiotellus属」という処置で良さそうです。アタリもせず、ハズレもせず、という結果となりました。
投稿: ezo-aphid | 2013年6月18日 (火) 18時00分
ezo-aphidさん、こんばんは、ありがとうございます。
先生共々、お手数をお掛けてし済みませんでした。「??Semiotellus属」ですね、了解しました(^^)。
投稿: そら | 2013年6月18日 (火) 20時56分