●ヒメバチの仲間(キバラアメバチ亜科Pristomerus属)の産卵
ヒラタアブを撮っていたら、別のセンダングサの花の先にヒメバチが止まっているのを見つけました。
それならと、撮影対象を変更してヒメバチを撮ることにしたのですが、この後に
一度でよいから撮りたいと思っていたヒメバチの産卵体勢の写真を撮ることができたのでした(^^;。
比較的明るい場所だったのですが、さすがに日陰となると明るさが足りないので、慌てて絞りをいつもよりも開いて、更にISO感度も400まで上げて対応しました。
おかげで、昨日のマルトビムシと違ってそれなりに静止した写真と撮ることができましたが、もう少し近づいて撮りたかったというのが本音ですね(^^)。
それにしても、ヒメバチ君は本当に産卵をしていたのだろうか??
5月19日追記
わたなべさんから「写真のヒメバチはキバラアメバチ亜科Pristomerus属です。後脚腿節腹面に突起があるので近似のチビアメバチやキバラアメバチ他属から容易に識別できます。種はおそらくchinensisですが、近似の不明種が数種得られているので、標本を見ないことには同定できません。写真にあるように、隠蔽的な環境に潜む寄主に産卵します。」とのコメントを頂けたので、タイトルと記事の追加の訂正をしました。
わたなべさん、ありがとうございます。
ヒメバチの仲間 (ハチ目/ヒメバチ科)α700 Macro 100mm/F2.8 + 2.0x TELEPLUS MC7 DGX
SS1/30 F10 ISO200 (撮影:2011.11.05, 港南区芹が谷)
α700 Macro 100mm/F2.8 + 2.0x TELEPLUS MC7 DGX
SS1/80 F10 ISO400 (撮影:2011.11.05, 港南区芹が谷)
α700 Macro 100mm/F2.8 + 2.0x TELEPLUS MC7 DGX
SS1/80 F10 ISO400 (撮影:2011.11.05, 港南区芹が谷)
写りが良くないですが翅脈の見易いのを載せておきます
α700 Macro 100mm/F2.8 + 2.0x TELEPLUS MC7 DGX
SS1/80 F10 ISO400 (撮影:2011.11.05, 港南区芹が谷)
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コメント
こんにちわ。
何に産み付けていたかは分かりません(若い種実の部分?枝部?そもそも植物が何なのか分からないです・・・orz)が、産卵管の鞘が開いているように見えますので、おそらく産卵シーンでしょうね。おめでとうございます。
私の場合はこういう光景に出会えても、機材の関係で撮ることは出来ません(笑)。
投稿: フッカーS | 2011年11月15日 (火) 12時23分
フッカーSさん、こんにちは、ありがとうございます!
植物に弱いので説明するより http://homepage.mac.com/n_yoshiyuki/hana/sendangusa.html (衣服にくっついて苦労するやつ!)を見てもらうとして、もしかして中に何か潜んでいたのかも知れませんが、嬉しさのあまり確認をスッカリ忘れてしまいました(^^;。
機材もさることながら、日頃の観察力の問題もあって、私にとっては貴重なワンシーンでした(^^)。
投稿: そら | 2011年11月15日 (火) 12時49分
素晴らしいですね。
確かに産卵中のようです。何が潜んでいたんでしょうか。腹部の一部が半透明なのも面白いです。翅脈もよく見えるので、「日本産ヒメバチ目録」をあたれば似たものが見つかるかも知れませんね。
投稿: おちゃたてむし | 2011年11月15日 (火) 21時42分
おちゃたてむしさん、こんばんは、
おちゃたてむしさんに「素晴らしいですね」何て言われたら、穴があったら入りたい心境です(^^;。
丁度、三脚の高さの位置に止まっていてくれたので大助かりでしたが、マニュアルのピント合わせには苦労しました。
正体の探索の方は、時間が取れたときに挑戦できたら良いのですが、苦手なので実現するやら(^^)。
投稿: そら | 2011年11月15日 (火) 22時30分
センダングサBidensの頭花には、若い種実を食べるミバエ類がいるようです。この産卵管でウジまで届くのか心配になりますが、かなり長い種なので、近くにいるのかもしれません。頭花を割ってみないと判りませんね。
Phygadeuon属という名前が候補として出てきましたが、どんなものでしょうねー。
投稿: ezo-aphid | 2011年11月16日 (水) 08時18分
ezo-aphidさん、こんばんは、
Phygadeuonをネットで検索して、翅脈がもう少し見易い写真が有ったので追加しておきましたが、見比べたら違うようです。真ん中の小さな五角形の部分がありませんでしたが、どうなのかな?
でも、まだゆとりが無いので他のとの比較はできていません(^^;。
投稿: そら | 2011年11月16日 (水) 21時16分
そらさん、追加画像をありがとうございます。「真ん中の小さな五角形」(=鏡胞、と言うんですね)が無いのがよく判りました。そのあたりから下に向かう翅脈(2m-cu)があるので、コマユバチ科ではなくヒメバチ科でいいようです。ヒメバチ科では、鏡胞が無い属があちこちの亜科に散らばっているようで、絞り込みに困ります。腹節前半が縦に平たいとアメバチ類に行けるようですが、これもよく判りません。困ったですぅ。
投稿: ezo-aphid | 2011年11月17日 (木) 12時20分
ezo-aphidさん、こんにちは、
あの五角形の部分は「鏡胞」と言うのですか、また一つ賢くなりました(^^)。
ヒメバチ科で良さそうなので、今度は内緒で「?」を取っておくことにします。
一応、ご近所で確認できた虫は記録しているので、お陰様でまた一つ種類が増えました!
私には材料(写真)提供しかできませんので、見たこと無いのは撮るようにしたますが、普通の住宅地では限界がありますね!
投稿: そら | 2011年11月17日 (木) 12時52分
写真のヒメバチはキバラアメバチ亜科Pristomerus属です。後脚腿節腹面に突起があるので近似のチビアメバチやキバラアメバチ他属から容易に識別できます。種はおそらくchinensisですが、近似の不明種が数種得られているので、標本を見ないことには同定できません。写真にあるように、隠蔽的な環境に潜む寄主に産卵します。
投稿: わたなべ | 2013年5月13日 (月) 16時21分