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2011年10月16日 (日)

●正体不明の繭はアブラバチの繭らしい!

ヤノクチナガオオアブラムシを撮った場所で見つけた、謎の褐色で丸い物体です。
大きさは直径約3.3mmで、大きさからすると卵と言うよりは繭の方だと思います。
あまり楽しそうなのが出てくる感じがしなかったので、あえて「お持ち帰り」はしませんでしたので、何が出てくるのかは未確認のままです(^^;。

土曜日は、日中雨はほとんど降らなかったのですが、小型の台風並みの風が吹き荒れていたのでカメラを持って出掛けることができませんでした。
日曜日も風の残っていると、丸二日間撮影なしになってしまい、写真の在庫の方がチョッと気になりますね(^^;。

10月16日追記
ezo-aphidさんから、「左に写っているアブラムシは、たぶんアブラバチに寄生されていると思います(皮膚がやたら張っていますので)。寄生者は、おそらくProtaphidius nawaiiで、この丸い玉はご推察の通り、そのまゆでしょう」とのコメントを頂き、改めて「お持ち帰り」をしてきました(^^)。
そのとき見つけた中には、アブラムシの外側が残ったまま羽化した抜け殻もありましたので、その写真を追加しておきます。
ezo-aphidさん、ありがとうございました。

10月24日追記
同じ場所で採った、別の繭から出てきた成虫の写真は、こちらにあります。

正体不明の繭はアブラバチの繭? (ハチ目/アブラバチ科?)
正体不明の繭?_1110021 α700 Macro 100mm/F2.8 + 2.0x TELEPLUS MC7 DGX
SS4.0  F16  ISO200  (撮影:2011.10.02, 港南区芹が谷)

正体不明の繭?_1110022 α700 Macro 100mm/F2.8 + 2.0x TELEPLUS MC7 DGX
SS5.0  F16  ISO200  (撮影:2011.10.02, 港南区芹が谷)

下の部分が開いているので抜け殻ですね
正体不明の繭?_1110023 α700 Macro 100mm/F2.8 + 2.0x TELEPLUS MC7 DGX
SS13.0  F14  ISO200  (撮影:2011.10.02, 港南区芹が谷)

10月16日追加(外側が残っていたもの)Nukegara_1110161

裏側はこんな感じ!
Nukegara_1110162

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コメント

やっぱり見つけちゃいましたねー、さすがです。
左に写っているアブラムシは、たぶんアブラバチに寄生されていると思います(皮膚がやたら張っていますので)。寄生者は、おそらくProtaphidius nawaiiで、この丸い玉はご推察の通り、そのまゆでしょう。・・・・詳細は、ciniiで学名検索すると(英文ですが)出てきます。
本来、その表面にあるはずのアブラムシの形が、なぜ残っていないのか、不思議ですよね。なんと、同居してるアリ達がかじりとってしまうのだそうです(どういう理由なのかは不明です)。1枚目のマユに少し残っている灰色は、皮膚の一部なんでしょうね。

投稿: ezo-aphid | 2011年10月16日 (日) 10時38分

ezo-aphidさん、こんにちは、

アブラバチですか、例のマミーの外の皮が剥がされてしまった状態なのですね!

コメント読んで、こんなことなら「お持ち帰り」すれば良かったかなと言うことになり、早速他の用事のついでに数個だけ持ち帰ってきました(^^)。
結構見つけたのですが、大半が抜けた後なので、持ち帰ったのも無事なのかチョッと気になっています。
チャンと出てきて無事撮影できたら、掲載することにしますが、さてどうでしょうか・・・(^^;。

投稿: そら | 2011年10月16日 (日) 15時47分

こんばんは。
小さなハチを鮮明に写しておられて、うらやましいです。

同じアブラバチかわかりませんが、近所のアカメガシワクチナガアブラムシを先月のぞいた時に、同じような繭がありました。近くに太ったマミーもいました。
機会があったら、採集してきます。

投稿: 夏子 | 2011年10月24日 (月) 18時54分

すみません。
先程のコメントは、今日(10月24日)の記事に対するものです(^_^;)

投稿: 夏子 | 2011年10月24日 (月) 18時56分

夏子さん、こんばんは、

大きく撮るだけだったら、何も考えずに撮ればよいので、慣れちゃえば意外に大したことないです(^^;。
お持ち帰りは、私よりも夏子さんの方が得意でしょうから、よろしくお願いします。

実は、口の長いのはヤノクチナガオオアブラムシだけだとも思っていたので、アカメガシワクチナガアブラムシの名前が出てきて一瞬間違ったかと焦ってしまいました(^^;。

投稿: そら | 2011年10月24日 (月) 21時17分

夏子さん、情報をありがとうございます。クチナガオオアブラムシStomaphisのアブラバチは、日本ではこの種だけだろうと思いますので、愛知県のアカメガシワクチナガというのは、新知見になりますね。欧州と日本の2種だけという特異的で寂しい属なんですねー。・・・・・地域によっては、そろそろマミー内で蛹越冬の時期に入るかもしれません。

投稿: ezo-aphid | 2011年10月24日 (月) 22時52分

夏子さん、楽しみ(宿題?)が増えて良かったですね!
繭を絶対に見つけて、羽化させてください。中身が掲載されるのを楽しみに待ってますからね(^^)。

投稿: そら | 2011年10月24日 (月) 23時16分

こんばんは。
宿題、できました。
越冬するかと心配していましたが、あっという間に羽化してくれて感謝です。

http://musisanpo.musikoi.main.jp/?eid=887938
http://musisanpo.musikoi.main.jp/?eid=887939

投稿: 夏子 | 2011年11月 2日 (水) 00時03分

夏子さん、おはようございます。

オスとメスの両方を見ることが出来て、宿題を依頼した甲斐がありました(^^)。
ちなみに、私が持ち帰った3個のうちの2個は、越冬体制に入ってしまったのか、その後音沙汰無しのままです。
クサカゲロウのときは、出てきたのはメスばかりでしたが、アブラバチはチャンと両方が出てくるんですね(^^)。
ありがとうございました。

投稿: そら | 2011年11月 2日 (水) 08時21分

そらさんはじめまして。

信州大学理学部生物科に在籍する3年生の長谷川広樹と申します。
現在、卒業研究の計画を作成しております。計画の発表の際に、そらさんの撮影されたアブラバチの繭の写真を借用させていただけないでしょうか。
発表の際には、写真借用の旨を記載しますので、どうかよろしくお願いいたします。

投稿: 長谷川広樹 | 2016年3月21日 (月) 19時17分

長谷川さん、こんばんは、

別途メールを入れておきました。

投稿: そら | 2016年3月21日 (月) 20時25分

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