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2012年3月22日 (木)

●コナチャタテ科の仲間はLiposcelis?

ケヤキの樹皮の下を探索していて、小さなムシの存在に気が付きました。
体長約1.2mmで、おちゃたてむしさんのとこに掲載されたコナチャタテ科Embidopsocus属の一種と同じ仲間だと思いますが、良く見ると細部に差があるようで種類は違うみたいです。
念願かなってコナチャタテを撮ることができましたが、出会ったチャタテムシの表面の光沢に差があるとは言え、ストロボ撮影の魅力に圧倒されてしまいました(^^;。
形が変わっても、チャタテムシはヒゲを生やしたオジサン顔に変わりはなかったようです(^^;。
こう言う小さいのは、積極的に見て回らないと見つからない訳で、そういった意味では他所さんのブログの記事が非常に参考になります(^^)。

3月23日追記
Psocodeaさんから「重要な形質が見えないのではっきりは言えませんが,雰囲気からは Embidopsocus ではなく,Liposcelis に見えます」とのコメントを頂きましたので、記事の追加訂正を行いました。
Psocodeaさん、他にも嬉しいお知らせ、ありがとうございます。

コナチャタテ科の仲間 (チャタテムシ目/コナチャタテ科)
コナチャタテの仲間?_1203071 α700 24mm/F2.8 リバース + 36mm + 20mm 接写リング
SS2.0  F--  ISO200  (撮影:2012.03.04, 港南区芹が谷)

コナチャタテの仲間?_1203072 α700 24mm/F2.8 リバース + 36mm + 20mm 接写リング
SS2.0  F--  ISO200  (撮影:2012.03.04, 港南区芹が谷)

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コメント

重要な形質が見えないのではっきりは言えませんが,雰囲気からは Embidopsocus ではなく,Liposcelis に見えます.いずれにしてもこんな真っ黒な種は初めて見ました.

以前お送り頂いた N. hirticornis ですが,中国の研究者から一緒に属の再検討を使用という誘いを受けたので,その中で記録することにしました.そう遠くない将来,このブログ発の日本初記録種が正式に報告されます.ありがとうございました.

投稿: Psocodea | 2012年3月23日 (金) 15時55分

この真っ黒なコナチャタテは、都内の公園のケヤキ樹皮裏などでは、冬期を中心に普通に見かけます。しかし、専門家の方が初めて見たとおっしゃるってことは、分布が局所的なのでしょうか。
ちなみに、この種の同定においては、私もLiposcelis sp.と判断しておりました。専門家と同じ見立てだったので、ちょっと安心しました(笑)。
こうやっていろいろ見てみると、気がつかないだけで身近に珍種や未記載種などの意外な虫がいたりするんだと驚かされますね。

投稿: フッカーS | 2012年3月23日 (金) 20時38分

Psocodeaさん、こんばんは、

おちゃたてむしさんのとは属が異なるLiposcelis属?ですか、小さくて動くのでほかの角度から撮っている余裕がありませんでした。

N. hirticornisの件は、連絡をありがとうございます。
今日は、仕事の方はチョッと…だったのですが、このコメントを読んで「このブログ発の日本初記録種…」を見て、とても嬉しくなりました(^^)。
できたら、今年はオスの方も何とかしたいのですが、メスを捕獲した直ぐ横で建物を建設中で、環境が変わっているので出てきてくれるかチョッと心配しています。

投稿: そら | 2012年3月23日 (金) 21時24分

フッカーSさん、こんばんは、

さすがです、専門家と同じ見立てができるなんて羨ましい話です!
このチャタテムシは、都会好みなのかも知れませんが、やはりムシの種類は非常に多いと言うことなのでしょうね(^^)。

素人が趣味で写真に撮ってブログに載せているだけなのですが、たまに珍しいのが載るとコメントがもらえて、良い環境になったなって思ってます(^^)。

投稿: そら | 2012年3月23日 (金) 21時31分

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