●アシナガキンバエではなく→ウデゲヒメホソアシナガバエだそうです!
早朝、クズの葉の上で休んでいる小さな金属光沢のハエを見つけました。
体長は約3.5mmで、オスとメスが混ざってしまったみたいですが、確か残りの2枚は同じ被写体だったはずです(^^;。
アシナガバエ科の仲間だと言うことは直ぐに分かったのですが、どうやらアシナガキンバエのようです。特に珍しくもありませんが、帰って調べてみたら未撮影のハエでした。
大きさが小さいのと、あまり撮りやすい場所にいなかったので、撮り忘れていたのだと思います(^^;。
曇り加減の朝一だったので、チョっと寝ぼけた感じの色合いになってしまってますが、風もほとんど無くハエ君もジッとしていてくれたので、無事撮影が終了しました。
もう少し、チャンと観察して撮った方が良かったかなと、帰ってきて撮った写真をみて気が付いたのでした(^^;。
7月2日追記
アシナガキンバエで無いことは確かだそうですが、後でゆっくり訂正することにします(^^;。「?」を付けておいて、大正解でしたね!
7月17日追記
アーチャーンさんから、「貴ブログの雄の写真(3,4番目)を見ると、前額に多数の直立刺毛があり、前脚第1、第2付節に短毛が密生しているので、同じウデゲヒメホソアシナガバエ(Amblypsilopus sp.1)で間違いないと思います」との追加のコメントを頂きましたので、改めて追記させてもらいました(^^;。
詳しくは、「我が家の庭の生き物たち」の「ウデゲヒメホソアシナガバエ(ニセアシナガキンバエ1:Amblypsilopus sp.1 」をご覧ください。
アーチャーンさん、ありがとうございました。
ウデゲヒメホソアシナガバエ (ハエ目/アシナガバエ科)α700 Macro 100mm/F2.8 + 2.0x TELEPLUS MC7 DGX
SS1.6 F14 ISO200 (撮影:2011.06.26, 港南区芹が谷)
α700 Macro 100mm/F2.8 + 2.0x TELEPLUS MC7 DGX
SS0.8 F14 ISO200 (撮影:2011.06.26, 港南区芹が谷)
α700 Macro 100mm/F2.8 + 2.0x TELEPLUS MC7 DGX
SS1.3 F14 ISO200 (撮影:2011.06.26, 港南区芹が谷)
α700 Macro 100mm/F2.8 + 2.0x TELEPLUS MC7 DGX
SS2.0 F14 ISO200 (撮影:2011.06.26, 港南区芹が谷)
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コメント
こんばんわー。日本には「本物のアシナガキンバエ」はいない、と言われてるようです。この翅脈はアーチャ-ンさんのブログで示された"ニセ"アシナガキンバエ、Chrysosoma属の1種、に似ています。詳しくは、そちらをご参照ください。
投稿: ezo-aphid | 2011年7月 1日 (金) 22時16分
ezo-aphidさん、こんばんは!
和名の「アシナガキンバエ」があって、実物がいないと言うのは、どう言うことなでしょうね?
アーチャ-ンさんとこと見てきましたが、確かにそっくりでした。
実は、掲載する前に駆け足でアーチャ-ンさんとことも見ていたので、反射的にタイトルに「?」を付けてました(^^;。
もう一度ゆっくり確認して、名前の方は変更することにしました!
投稿: そら | 2011年7月 2日 (土) 23時03分
実は、双翅目懇談会の会報「はなあぶ」No.30-2(2010)に、田悟氏の「関東地方にて採集したアシナガバエ科の記録」と云う大作があり(No.30-2全部を占めています。全96ページ、図250枚!!.昆蟲文献の「六本脚」から入手可です)、その中にChrysosomaは出て来ませんので、どうもChrysosomaではない様です。その代わりに、同じくホソアシナガバエ亜科のAmblypsilopusに怪しい種がいます。このニセアシナガキンバエがAmblypsilopusか否か、雄を採集してゲニを見ようと思っているのですが、未だに雌ばかりで雄を採集していません。何れ、近いうちに正体を確かめ、ブログに載せるつもりです。
三枝先生の様なアシナガバエ科の権威でも、標本が無いと誤同定されることがあるのですね。先生には大変な御迷惑をかけてしまいました。これから質問する時は、虫体を確保してからすることにしました。
尚、一見この「ニセアシナガキンバエ」ソックリで、翅脈相の異なるアシナガバエを撮影・採集しています。上記論文で、Mesorhaga sp.1としている種で間違いない様です。「ニセアシナガキンバエモドキ」と仮称を付けようとしたら、田悟氏がすでに「ウスグロエダナシアシナガバエ」と云う和名を付けておられました。
また、アシナガキンバエの属すDolichopus属も今年撮影・採集しています。調べてみると、このDolichopus属の虫は、基本的に、留まる時に翅を畳む様です。従って、翅を開いて留まっている金色のアシナガバエはアシナガキンバエではないと思って良い様です(近々田悟氏に訊いてみるつもりです)。
長くなりました。
投稿: アーチャーン | 2011年7月 4日 (月) 17時55分
アーチャーンさん、こんばんは、
「詳しい解説、ありがとうございます」と言っても、私ようにではなくブログを見に来てくれる他の人たちのためなのでしょうが、それでも解説をして頂けると今後の楽しみが増えます(^^)。
今後も、アーチャーンさんのブログを参考にさせて頂くことがあると思いますので、よろしくお願いします。
個人的には、ブログの方で一月に数回解説が掲載されたら嬉しいなと、勝手に思ってます(^^;。
投稿: そら | 2011年7月 4日 (月) 22時56分
やっとニセアシナガキンバエの改訂版を楽天の方に載せました( http://plaza.rakuten.co.jp/Wolffia/diary/201107170000/ )。我が家の辺り(東京都世田谷区西部)に多い金色のアシナガバエは、ウデゲヒメホソアシナガバエ(Amblyspilopus sp.1)と云う種でした。
貴ブログの雄の写真(3,4番目)を見ると、前額に多数の直立刺毛があり、前脚第1、第2付節に短毛が密生しているので、同じウデゲヒメホソアシナガバエで間違いないと思います。
投稿: アーチャーン | 2011年7月17日 (日) 11時59分
アーチャーンさん、こんばんは、
コメントありがとうございました、早速記事の方も追記させてもらいました。
今日、アーチャーンさんが掲載されたのと同じ、金色の腹の細い(オス?)のを撮影しましたので後日掲載予定ですが、脚の部分のシッカリ写っていないので撮り直しが必要ですね(^^;。
投稿: そら | 2011年7月17日 (日) 22時24分
大変申し訳ない。ウデゲの属名にスペルミスがありました。AmblyspilopusではなくAmblypsilopusです。御手数を掛けますが、訂正頂く様御願い致します。
投稿: アーチャーン | 2011年7月31日 (日) 08時20分
アーチャーンさん、こんばんは、
コメントを頂いていたのですが、訂正が遅れてしまい失礼しました。
ありがとうございました。
投稿: そら | 2011年8月 2日 (火) 22時12分