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2011年3月 1日 (火)

●ひとりごと(逆付けレンズ)

比較的簡単に高倍率で撮れるので、24mmの広角レンズを使用したリバースレンズも試してますが、前に使用していたときは、1.4倍のテレコンを使用していたこともあって、画質の面で今一歩だったので最近は使っていませんでした。
最近になって、別のブログで、接写リングを入れた方が良いのではとのアドバイスを頂いたので、接写リングを調達して再挑戦してみることになったので、興味がある人がいるかも知れないので掲載しておきます(^^)。

24mmのレンズを使用した私のシステムの場合に、どの位の倍率で撮影できるようになるかと言うと、通常のマクロレンズの等倍を1.0倍として換算して次のようになります。
 ①24mm/2.8リバース接続単体 → 約2.0倍
 ②24mm/2.8リバース接続+36mmリング → 約4.0倍
 ③24mm/2.8リバース接続+36+20mmリング → 約4.7倍

③の組み合わせだと、縦方向で3.6mmが写る範囲になりますから、1mm程度の大きさの物でも結構撮れるようになります。
レンズ自体は、リバースにすると本体の制御と無関係になるので、選択範囲が広がります。入手性と価格を考えると、28mm/F2.8くらいが良いのかも知れませんが、私は少しでも大きく撮りたかったので、24mm/F2.8を中古で入手しました。

今回、再挑戦してみましたが、テレコンの時よりも大きく撮れるようになったのと、まあまあの画質が得られてたので試用後も使っています。
とは言っても、通常のマクロレンズと比らべたら使い勝手が良くないので、マクロレンズの方がメインには変わりありません。
では、どんな感じで使用しているのかを少し書いておきましょう。

1)ピントの合う距離が固定される(私の場合は約30mm)ので、ピント合わせは、カメラごと前後に移動して行う必要があります。
2)絞りが完全にマニュアル設定(手動で撮る前に絞ります)なので、ピントを合わせるときは開放にし、撮影前に手動で絞りを設定します。 なお、Aモードを使えば、シャッター速度はカメラが行ってくれます。 ですが、動く虫に対してはピントを合わせて直ぐにシャッターを切れないので無理ですね。
3)被写界深度が浅いし、ブレに対して非常にシビアですから、私は三脚+2秒セルフを使ってミラアップのショックを回避してます。
4)倍率が高いので、ファインダーが暗くなるのでピント合わせが大変ですから、アングルファインダーを使用して2倍に拡大してます。
5)上記1)の関係で、被写体をファインダー内の取り込むのに、非常に苦労してます(^^;。

どうしても小さな虫を大きく撮りたいというので無ければ、決して使い易いシステムとは言い難いですね(^^;。

リバースレンズと接写リングの36mmと20mmを使用
先端から24mm/F2.8リバースレンズ、レバースリングアダプタ、20mm接写リング、36mm接写リングの順でカメラ本体に接続するとこんな感じになります。
この組み合わせで約4.7倍になりますが、100mmマクロレンズと同じくらいの大きさになり、比較的小型のシステムになります。
Reverselens_1102271
レンズの全面(通常の裏面)の様子
リバースレンズの場合は、通常かめた本体に付く部分が前に来るので、レンズがむき出しになってしまいます。
ソニー(旧ミノルタ)のレンズは、絞りの設定がメカ式なのでレンズから出ているレバーを動かすことでレンズの絞りを調整できます。
リアレンズカバーには突起が出ていて、シメ込んだ時に絞りが開放になるようになってます。 レンズの保護と絞りの調節を行うために、リアレンズカバーを改造してフィルターを付けられるようにしてあります。
Reverselens_1102272
普段撮影しているときの様子
ピント合わせにためにVelobnのスライダーを使用してますが、これがなかったらピント合わせは無理ですね!。本来の使い方とは逆向きになりますが、レンズを被写体に近づけるためには、この方が便利なのです。
あと、アングルファインダーとリモートコードをセットで使ってますが、重心が偏ったシステムなので、ミラーアップの振動をまともに受けます。
ストロボを使ってシャッター速度が速ければよいかも知れませんが、スローシャッターでは2秒セルフタイマーの併用は必須です。
Reverselens_1102273
4:3にするために左右を切り取って縮小
③の組み合わせで、体長4.8mmのクロスジホソサジヨコバイの幼虫を撮影すると、下の写真のような大きさに撮れるようになります。
オリジナルは3:2のサイズなので、両脇を切り取って4:3のサイズにしてから、縮小した画像です。
この大きさの虫だったら、接写リングは36mmだけで十分ですね。
Kurosujihososajuyokobai_1102171
ドットバイドットで、1024x768サイズを切り出し
上の写真のオリジナルから、目の部分を1024x768サイズで切り取ったもので縮小してません。
普通の明るさがあって、ブレにさえ注意して撮ればこの程度は何とか撮れそうです。 また、ストロボを併用すれば、もう少しスッキリした写りになると思います。
Kurosujihososajuyokobai_1102172

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コメント

こんにちは!
企業機密を開示してくれて有り難うございます。
機種は異なっても有意義な情報であることには変わりません。
じっくりと読んで、じぶん向けに内容を変えてこの冬に向けて準備しようと思います。
その前に資金を何とかしなくては・・・(^^;)。

投稿: jkio | 2011年3月 1日 (火) 11時46分

jkioさん、こんばんは!

いいえ、企業秘密と言うほどの仕掛けはありませんので、大したことはないですよ!
でも、隠すほどのものでもありませんが、皆さんに胸を張って見せられるほどのものでもないですね(^^;。
どんな設備で、どの程度の写真が撮れるか、興味を持っている人の参考になれば良いのですが!
投資金額は比較的少ないと思いますが、その分使いこなすのがチョッと大変かも知れませんが、それも楽しみのうちと思える人向きでしょうか。
個人的には、もう少し楽をして撮りたいですが(^^)。

コミミズクの応援、ありがとうございます!!
皆が撮っているのに、見つからないのがチョと悔しいです!

投稿: そら | 2011年3月 1日 (火) 20時49分

tukikです。機材の話も楽しいですね。
リバースはワーキングディスタンスが短くなるので、照明が難しくなるという先入観で試したことがありませんでした。倍率が固定に近いので、現地でレンズ交換も少し面倒ですし。

 何となく全体にハロというかソフトフォーカスっぽい紗がかかっているように見えますが、印刷物などのコントラストのくっきりしたものもテストしてみると原因が分かるかもしれません。

 私は高倍率化する時は、トリミングです。根がずぼらです。ピントさえ合っていればそこそこいけるのですが、、、 そこが手持ち撮影の問題です。

投稿: tukik | 2011年3月 5日 (土) 08時54分

tukikさん、こんばんは!

今日も、このシステムで撮ってきましたが、ハッキリ言って使いにくいです。ピントを合わせるのが大変だし、ワーキングディスタンスが身近いのは、相手に気づかれやすいのも欠点ですね!
私は、外でレンズ交換するとゴミが入りやすいので、カメラを2台持って出掛けてます(^^)。
いまいちクッキリしないのは、周囲の明るさ(ストロボ焚かないし)の問題があるみたいですが、レンズの工学的性能もあるのかなって思ったりしてます。
私も、ブログに掲載している写真の大半はトリミングしてますが、3mm以下の虫だとトリミングに限界があるので、ある程度の大きさで撮りたいですね(^^;

そうそう、小さな虫を手持ちで撮っている方が多いですが、私としては皆さん凄いなって思ってます!

投稿: そら | 2011年3月 5日 (土) 21時04分

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